FM ANRI Station

Junko Yagami Spring Premier Concert
with Anri in Los Angeles

セットリスト
悲しみがとまらない with 八神純子
夏の月
Shoo-be Doo-be My Boy
SUMMER CANDLES
Always
BOOGIE WOOGIE MAINLAND
CAT'S EYE
CIRCUIT of RAINBOW
オリビアを聴きながら
思い出は美しすぎて
ポーラー・スター
想い出のスクリーン
約束
There you are
Kissがいいの
みずいろの雨
Mr.ブルー〜私の地球〜
Smile
明日の風

<アンコール>
パープルタウン
〜You Oughta Know By Now〜 with 杏里

(2016/4/29 Armstrong Theatre in Los Angeles)
会場はLos AngelesのTorrance地区にある500人ほどのホール。おそらく今回のコンサートに参加しなければ、接点のなかった街だったと思います。Torranceは日本の企業が多く進出している街なので、日本の方も多く住んでいるようです。現在、日本の誇る2大自動車会社のTOYOTA、HONDAも拠点にしている街です。

公演日前の最終案内では、VIP席、S席が完売で、A席も残り50席ほど。来場した方は、基本的に現地に住んでいらっしゃる日本人の方で、たまに日本人以外の方がいらっしゃる程度。

海外のコンサートの開始時間は遅いと聞いていましたが、今回のライブも開場 19:00、開始 20:00。20:00だと、日本ではコンサートも中盤〜終盤ですよね。そんな文化の違いも面白かったです。

入場すると、A席、S席、VIP席に受付が分かれていて、VIP席の方は蛍光黄色のリストバンドを付けてもらっていました。お水や日本のお茶をロビーで販売していたので、ロビーでくつろぐ方(会場内は飲食禁止)や、座席に移動する方など様々。

会場に入ると、ステージには緞帳が下りていました。
開場前のアナウンスが終わり、緞帳が上がると左肩の出た黄色の衣装を着た八神さんが登場。
ステージには上部に二本のバーが前後にあり、そこに白の布が、横から見るとMの形に下げられていました。この布が左右対称に1組です。
左からコーラス、キーボード、ドラム、ベース、ギター。
「アメリカに住んで30年。ベテランです。LAを楽しんでますか?」と会場とやりとりをして会場を温めます。「日本でもやって下さい。というリクエストがありました。 Of Course,,, NO!!」と即答して、Premier感を盛り上げます。
八神さんが「Best Friendの杏里」を紹介すると、「悲しみがとまらない」が始まり、杏里が登場!!
黒のレースで刺繍の入ったノースリーブのワンピースの上に、黒の(ベールみたいな)薄いレースがロングドレス風に付いていました。髪は緩いパーマをかけていて、銀の大きな輪のイヤリング、左右に銀のパール調のブレスレット、黒のヒールでした。いきなりの大ヒット曲からのスタート、しかも八神さんが、サビ前からハモってくれてる!!こういう光景を見ると、こちらのテンションも更に上がります。
「悲しみ...」が終わると、八神さんは杏里にステージを任せて退場。
「初めてLAに16歳の時に来てから、毎年のようにLAに来ています。杏里ライブをゆっくり楽しんでください。アメリカに居ると夏の日本の音が恋しくなりますよね。」と話して、雷鳴・虫の音のSEからの「夏の月」をオレンジの照明で。「夏の月」は、1998年の長野五輪で「ふるさと」を歌った時に、日本の歌に影響を受けて作った曲だったかな?
そして水色の照明に変わり、アンプラグドライブに映える「Shoo-be Doo-be My Boy」。
「失恋の曲がたくさんあります。結婚式でも「オリビア」を歌って下さいと言われるけれど、さすがに歌えないです。笑 なので祝福する歌を作りました。アメリカに居る時にDaveに電話をしたら、すぐにスコアを書いて、キーボードを打ってくれたバージョンで。」ピンクの照明の中、「Summer Candles」。
「このバージョン(Coool BreezeのPiano Version)はライブで初です。せっかくLAでのライブなので、、、この曲を知ってるかな?」と話すと、デュエットのJasonが登場。ピンクと水色の照明で「ALWAYS」。
赤と水色の照明にかわると「BOOGIE WOOGIE MAINLAND」。コンサート後のレセプションで杏里が話していましたが、「本土(メインランド)でライブをするから選曲した」そうです。日本の空港から、誰もが夢を見て旅立った方々の為に選曲したんですね、納得。
「Boogie Woogie」後に「CAT'S EYE!」と叫んで伴奏が始まると、会場も最高潮の盛り上がりに。「CAT'S EYE」、おそるべし!
少しペースを落として「CIRCUIT of RAINBOW」。「夢見るハートは涙にかかる虹」の歌詞が良い歌です。「Boogie Woogie」もそうですが、「夢」が今回の選曲のテーマでしょうか。
「大事なデビュー曲です。カラオケで慣れてると思うから、一緒に歌って。」と紹介して、紫の照明で「オリビアを聴きながら」。

歌い終わると、胸元がシースルーになった、明るいネイビーブルーの衣装と同色のヒールを履いた八神さんが登場。後ろから杏里の肩をポンと叩いたので、気付いていなかった杏里は驚いていました。笑

八神さんが「(コンサートをやるのは)私が夢だった。住んでいるのに、ここでライブが出来ていないのはおかしいと思っていた。」と話し、杏里も「待っていました!という感じでしたよね。」と答えました。八神さん「こんなに人が集まってくれるとは! 会館が大きくなればチケット料も安くなる。みなさんが第一歩に協力してくれた。定期的にやっていきたい。」と感激していました。八神さんから、入口に置いてある熊本募金の協力依頼。「数ヶ月前に、東北地震の為のチャリティーライブを熊本で行っていたようですが、まさか熊本に地震が起こるとは思ってもみなかった。」と。募金は国境のない医師団に寄付されるそうです。

ここから八神さんパートが始まりです。
今回、本当に申し訳ないのですが、ほぼ八神さんの歌を知らなかったのですが、せっかく行くなら楽しみたいということで、過去のライブをyoutubeで勉強して参加しました。なので、いろいろと題名に書き間違い等があり、すみませんでした。
まずは「思い出は美しすぎて」、「ポーラー・スター」と続きました。この2曲は好きな歌なので、いきなり歌ってくれて嬉しかったです。
「想い出のスクリーン」が終わると、「ピアノが待っていてくれたので」と弾き語りの準備。
ここで「今日、美川憲一さんが来ています。次のゲストは美川さんです。笑」と話すと、会場が美川さんの方に視線が集まっていたので、「美川さんのことは忘れて。」とバッサリ切る。 笑
「さまざまな感想を貰っている。大切に想っている人を思って聴いて下さい」と説明をして、弾き語りで「約束」。弾き語りゆえに、歌詞がDirectに心に入ってきます。会場でも、結構泣いてらっしゃる方がいました。
「There you are」、「Kissがいいの」が終わると「デトロイトの日本人が集まり会議所でライブをした時に、日本の歌が聴きたい日本人がたくさんいることに気付いた。それなら、私がやれば良いと思った。その日の夢で「There you are」が生まれた。」と話しました。
「今日は、これを聴きに来たんじゃない!という人に」と話して「みずいろの雨」から「Mr.ブルー」。八神さんのライブは、どう聴くのか分からなかったのですが、この2曲で立ちたかったなー。
「この曲はベストテンとかに出ていた頃なので、40年前なんですよね。あの時は、地球はおとなしいものだと思ってた。けれど、今は新たな気持ちで歌っている。」と八神さん。
「日本にいたら学べなかったこともあった。口数が少なくなっていたけど、笑顔の写真が出てきて、素敵だと思えた。その日から笑顔が太陽のように思えるようになってきた。その気持ちを胸に、一歩ずつ進んできた歌です。」と、舞台前方からマイクなしのアカペラで「Smile」。あんなに小さな身体なのに、凄い声量!!
最後は「明日の風」で終わりました。

アンコールで八神さんが登場すると、「まだ聴いてない曲があったような。」と話すと「パープルタウン」がスタート。杏里も登場です!八神さんと杏里が交互に歌いました。もちろん会場は総立ち! この日一番の盛り上がりでした。年甲斐もなく使いたくないんですが、「ヤバい!」ほどのコラボレーション!!
最後は八神さんと杏里が仲良く舞台から去り、緞帳が下りきるタイミングで演奏が終了。
とにかく、後ろからの、人の熱気と圧力が凄かったです。

そして、会場でCDが販売されているので、購入者向けのサイン会がメイク室でスタート。列に並んでいるときにも、通り過ぎる人からは「楽しかった」「良かった」という声しか聞こえてきませんでした。

CD販売が終わった後は、VIP席の方の為に、写真撮影会。1組ずつ別室に案内されて、杏里と八神さんに挟まれて、ちゃんとした撮影会。てっきり、全体写真とか、他の方とまとめて撮影なのかと思ってました。笑 撮影会が終わると、印刷を待っている間、ロビーで軽食やドリンクのサービス。途中で杏里、八神さんも登場して、八神さん「特別な忘れられない日になった。」、杏里「みんなが喜んでくれるのか会議で考えながら準備していた。」と挨拶。その後は、ファンの方に囲まれて談笑していました。写真が出来あがってからは、それへのサイン会と化していましたが。笑

最後に、杏里が「気を付けて日本に帰ってねー!」と声をかけてくれ、楽屋に戻って行きました。

BRIDGE USAの方の仕切りも上手く、順調にイベントが進んで行きました。
本当に楽しかったです。行って良かった!!


日本に戻って数週間後、熊本地震支援募金に112,575円が集められ、国境なき医師団へ送金を完了した旨が、領収書と共に、BRIDGE USAから参加者へ連絡がありました。

快晴のArmstrong Theatre
さすが晴れ女の杏里!!


フライヤー




チケット


ゴールデンウィーク後に八神さんがビルボードでライブを行ったのですが、
杏里からお祝いの花が届いていました。

TOUR SCHEDULE
4/29(金)Armstrong Theatre (Los Angeles)
開演 20:00
VIP席 $200 (30席限定、終了後のレセプション参加、記念撮影等あり)
S席 $140
A席 $100